バリオスのキャブをお掃除するPart2です。
超適当です。Part2にして最終Partです。
前回でキャブは取り外せました。あとはパーツを取り外してきれいにするだけです。
余計なチューブなどを外す
ガソリンが流れるホース、冷却水が流れるチューブ、エアフィルターに繋がるホースを外します。劣化して割れていたりした場合は要交換です。
▼冷却水が通るチューブを止める金具
フロートチャンバーを外す
▼既に清掃済み。
▼Oリングは微妙に変形している…交換が必要ですが、これ1つで700円くらいするんですよ…4つ交換で約3000円って..
フロート類を外す
画像左側のビスを緩めると固定されている金属バーが緩んでフロートが外れます。
メインジェット・スロージェットを外す
▼メインジェット。取り外しは「8mm」でなめやすいので注意です。ジェットホルダとメインジェットの2部品構成になっているので、もしバラしたい時は、ジェットを取り外す前にマイナスドライバーで頭だけ外します。
▼スロージェット。マイナスドライバーで外します。なめやすいので注意。
パイロットスクリューを外す
取り外す際は締め付け回転数を記録します(現在の状態から何回転するところで締めきれるかを確認します。)。規定の締め付けは「1と5/8」だったと思います。締めると薄くなり、緩めると濃くなるそうです。多くの人は2回転戻しで調整してるっぽいです。
カバーを外す
テレコになると具合が悪いらしいので、わかるように気筒番号を記録します。ここを外す際は、中にバネがあるので、カバーを抑えながら外します。
▼バネとジェットニードルを抑える謎のプラスチック
ジェットニードル取り外し
キャブをひっくり返すと落ちてきます。こいつが摩耗していると色々な症状がでるようです。ちなみに目視では摩耗しているかどうか判別不可能です。走行距離と相談して交換しましょう。
バキューム取り外し
破れや縮みがあるようだったら要交換です。この部品1つ9000円くらいします。えぇ.
▼小さな筒状の金属が付属しているので無くさないように。
キャブレータクリーナで洗浄
ゴムやプラスチック以外の部品をキャブレータクリーナでドブ漬けします。30分くらい置くと良いらしいです。つけ置き後、穴という穴を全て貫通・開通させます。
バタフライの稼働確認・穴の疎通確認
そこら中に穴があるので、キャブレータクリーナを吹きかける、エアダスターを吹きかけます。動きが悪い場合は潤滑剤も吹きかけると良いです。
組み直し
外したところに外したものを戻します。
色々
パイロットスクリューの戻し回転数が4回転くらいになってたり、フロートバルブの入ってる向きが違ったり、ちょっと気になる部分を全部直したのですが、レスポンスは変わらず。
低回転域でかぶり気味、息継ぎ現象、アイドリングが安定しない現象は特別改善したわけでもありませんでした。唯一改善した点はアイドリング時の回転数が1500~1800で落ち着くようになったくらいです。今までは暖気後に2000超える位の回転数に鳴っていました。ここまでバラしたんだからジェット類全部交換すればよかったかなぁと思ったりもします。油面調整だったり同調とかなんて出来ないのでアイドリングの安定性とかは一生直らないものだと諦めてます。
ここまでやったことによって、副産物的にキャブ以外の悪い部分が見つかったり、掃除したりできたので、そこは良かったです。キャブの取り外しは面倒でしたが、次回やるときはもっと楽にできそうな気がします。
安定性はあまり直らずだけど、次回はスプロケットとチェーンの交換がしたいです。前オーナーがどれくらい保守してたのかが不明だから交換できるものはどんどん交換していこうと思います。