好きなスイッチ,キーキャップが選択できるというのは面白いし,好みのキーボードに巡り会える気がしています.既存のキーボードを買ったほうが圧倒的にコスト面では有利です.自分が今考えている構成だと20,000円程度になりそうですが,この値段だと現在愛用中のRealforceがもう一台購入できます.コストを考えているような人は自作キーボードを始めるとは思えないので,気にしません.
自作PCのように,規格面も考慮しなければいけないので事前にパーツについて調べることが必須です.まだ自分は構成の検討段階なので,わからないこともあります.やってみなければわからないこともあるかと思いますので,一つの妄想としてPart0を記事を残しておきます.
必要なもの
PCB
プリント基板です.土台となります.左右分離型やキーの数が決まりますので,一番の選びどころなのかもしれません.PCBには,他に必要な細かな部品が付属するかと思います(アクリルプレートやネジなど).
形の種類としては
- 通常型
- 左右分離型(独立型)
キーの配列数としては
- 100%キーボード(フルサイズ)
- 60%キーボード(Fキー等なしコンパクト)
- 40%キーボード(文字キー+α)
などがあります.
プリント基板はあくまでも電気的に繋げるための板であり,コンピュータとしては機能しません.なので,Pro MicroやMCUと呼ばれるマイコンが必要になりますが,多くの場合は付属,もしくは実装済みですので別途用意する必要はありません.
キースイッチ
名前のまま,スイッチ部分となります.押し心地を決めるものです.ややこしい事に種類が沢山あって選ぶのが難しいです.そもそもですが,触ってみないと自分の好みかどうかわかりません.キースイッチテスターなるものが販売されていますが,その値段でキースイッチが買えてしまいます.レビューなどを参考にして慎重に選ぶ必要があります.
- クリック感の有無
- 静音性の有無
- スイッチの重さ
上記のような目的に沿って選べば,ある程度絞り込めます.
種類に関しては
- Cherry MX
- Gateron
- Kailh(ロープロファイル)
などがあります.とにかく調べて自分に合いそうなものを選択するしかないです.
キーキャップ
見た目を決めるポイントになります.
- 文字刻印の有無
- キーの色
- キーの高さ
- キーの長さ(PCBに合わせる)
キーにも以下のような形の種類があって
- DSA
- SA
高さ,形が決まります.詳しくはこちらの方の説明がわかりやすいです.
キーの長さは,一般的な1つのキーを「1U」と表現し,2個分の大きさのもの(SHIFTキーのような横長のキー)を「2U」と表現します.大きなスペースキーの場合は「6U」などになります.どれを選べばいいかはPCBによって決まりますので仕様を確認しておきましょう.
TRRSケーブル
左右分離型のキーボードの場合,左右を接続するためのケーブルが必要になります.4極ケーブルを利用するので,イヤホンのケーブルなどを流用しようと考えている人は注意です.選びのポイントは色と,ケーブル長です.
USBケーブル
PCとキーボードを接続する為です.ケチらず,良いケーブルを使いたいところです.PCBに付属するジャックに合わせたUSBケーブル(MicroUSB/Type-C)を購入しましょう.
検討中の構成
PCB: ErgoDash (親指有り) … 遊舎工房さま
キースイッチ:Gateron Silent Red … KBDfansさま
キーキャップ:DSA DOLCH … AliExpressKPrepublic Storeさま
TRRSケーブル/USBケーブル:適当
ErgoDashに関しては遊舎工房という日本サイトなので,商品到着が早いかもしれませんが,他が中国からの発送なので組み立てに入るまでは当分掛かりそうです.気長に待つとします.
自作キーボードがやりたいと思ったら早めに構成を決めて注文しないと中々パーツが集まらないので思い立った時が買い時です.遊舎工房さまは実店舗が秋葉原にあるので,近場の方はおすすめです.行ったこと無いけど…
はんだごては持ってるんだけど買い換える必要がありそうなので別に用意しないといけないかなぁと思っています.必要な工具等はこちらのGistにわかりやすくまとめてあるので参考にすると良さそうです.というかここに書いてある工具をAmazonで全部買えば問題ないと思います.
Part1が投稿できるのはいつになることやら…